自動車業界「新たな枠組み」は進むか
自動車産業の再編はこれからもどんどん進みそう(写真はイメージです) Photo:PIXTA

国内外の自動車業界で
再編が始動している

 コロナ禍による世界の市場減退を余儀なくされた自動車産業だが、CASE・MaaSへの対応による産業構造変化は、待ったなしだ。

 むしろ、コロナ禍の収束が見えず、ウィズコロナやポストコロナによる「新たな社会」への対応で自動車業界変革のスピードは加速されることになる。2021年の初頭から国内外で自動車メーカーの新統合や技術連携の動きに加えて、部品メーカー再編も始動している。

 自動車メーカーの新統合は、仏のグループPSAと伊FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)の合併で、1月16日に経営統合は完了。統合新会社は「ステランティス」で、CEO(最高経営責任者)には旧PSAのカルロス・タバレスCEOが就いた。

 ステランティスが、旧PSAと旧FCAのブランドを引き継ぐことで抱える14のブランドは、プジョー・シトロエン、フィアットの量販ブランンドに始まり、高級車からSUV・ピックアップトラックまで幅広い。

 これは独VWが抱えるブランドより多く、合併による販売数は世界第4位となり売上高約1800億ユーロ(約22兆円)。仏・伊のEUから米国までを跨がる、従業員40万人の巨大自動車企業の誕生となる。