「そういう場面を減らして、他の方法で対処できるような環境になれば、少しはラクになるかもしれないですね」

 そうAさんは説明する。

 理解してくれる同じような人たちとつながっていくことで、不安は軽減されていく。そういったセルフヘルプ的なつながりは効果があるとAさんはいう。

 IT化が進めば、外にも出ていきやすくなり、社会とも関わりやすくなる。

例えば、接触するのが不安な人たちにとっては、切符を買わないで改札を通り、電車に乗れるようになったのは大きいという。

 ネットを通じて、ソーシャルメディアなどで人ともつながりやすくなった。

「為替や株などのネット取引だけでなく、テープ起こしやウェブ、チラシ作成など、パソコンを使った仕事は、モノを介在せず、ネットだけで請け負うことができる。お金もキャッシュレス。いまはまだ、小遣い程度ですけど、理解してくれるような人や組織が間に入って営業してくれたりすると、少しずつ社会参加も可能だと思うんです」

 これからは仲介してくれる人たちが、キーマンとなるのだ。

 対面恐怖の人たちにとっては、選挙もネット投票になれば、対面式の投票所が苦手だった人たちも、投票できるようになるという。もしネット投票が実現したら、数多くの浮動票によって、現政権はひっくり返されてしまうかもしれない。

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