トヨタPhoto:123RF

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、2021年1〜2月度の自動車編だ。

トヨタ販売台数5.4%増、スズキは9%増!
2月に一番売れた車種は?

 自動車の主要5社が発表した2021年1〜2月度の月次業績データは、以下の結果となった。

○トヨタ(トヨタ自動車)の国内トヨタ販売台数
1月度:前年同月比113.8%(13.8%増)
2月度:同105.4%(5.4%増)

○ホンダ(本田技研工業)の国内自動車販売台数
1月度:前年同月比101.8%(1.8%増)
2月度:同86.3%(13.7%減)

○日産(日産自動車)の国内販売台数
1月度:前年同月比102.3%(2.3%増)
2月度:同96.3%(3.7%減)

○スズキの国内販売台数
1月度:前年同月比109.3%(9.3%増)
2月度:同109.0%(9.0%増)

○マツダの国内販売台数
1月度:前年同月比101.5%(1.5%増)
2月度:同同101.2%(1.2%増)

 109.0%を記録したスズキを筆頭に、トヨタ(105.4%)、マツダ(101.2%)が前年実績を超えた一方で、日産とホンダはそれぞれ96.3%、86.3%と前年実績を割り込んでいる。