中国で認知症ケアを描いた日本の映画が話題
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少子高齢化が急速に進む中国では、認知症の高齢者も増え、社会問題となりつつある。そんな中、若手介護士の認知症ケアの様子を描いたある日本の映画が中国の介護関係者の間で注目され、話題となっている。(日中福祉プランニング代表 王 青)

中国で話題となっている
「認知症ケア」を描いた日本の映画

 中国は急速な経済の発展で豊かになったと同時に、約36年間実施した「一人っ子政策」が少子高齢化を加速させている。現在、60歳以上の高齢者(中国の高齢者の定義は60歳以上となっている)人口が、日本の人口の約2倍である2.5億人に達している。その中で、認知症を患う高齢者の数は約1000万人と推測されている。

 超高齢社会では、認知症は避けて通れない問題である。老齢となれば誰にでも起こりうる身近な症状であり、日本でも2025年には730万人に増え、高齢者の5人に1人が認知症になると予測されている。

 中国では、既に超高齢社会を迎えた日本の「認知症ケア」を参考にすることが多い。これは、日本と地理的に近いことに加え、文化や生活習慣も似ている部分が多いからだ。

 最近、ある日本の映画が中国の介護業界に携わる人々の間で大きな話題となっている。映画を見た人々の心を打ち、介護関係者の間で語り続けられているのだ。