最近、中国では、ある日本人女性がネット上に投稿した埼玉県の公立小学校での給食の様子を撮影した動画が出回り、大変な話題となっている。その理由や背景について解説する。(日中福祉プランニング代表 王 青)
中国で話題となっている
「日本の給食」を撮影した動画
9月1日、中国の小中高校は、まる2カ月間の“夏休み”が終わり、新学期が始まった。登校の様子を伝えるニュースが各地のテレビや新聞で報道され、SNSでも賑わった。
「待ちに待ったこの日がやっと来た!」と多くの親たちが思い、早朝から子どもを学校に送り届けた。
あまりにも待ち遠しすぎたのか、登校日を1日間違って、前日に子どもを学校に連れていった親もかなりいたらしく、ネット上では笑い話となっていた。
今年はコロナで2~3月学校が休みになり、在宅期間が長かったため、祖父母らも「孫の面倒をみる」のに疲れ果てて、「これでほっとした」という人も多かった。
しかし、長い夏休みの後、家でのんびりしていた子どもが久しぶりの学校生活に慣れるのか、心配している大人もたくさんいる。