「1 on 1」より
「2 on 2」が有効!?
あと、「1 on 1」だとお互いイラッとくることも、2 on 2だとなぜかそうならない。
「1 on 1」は互いに向き合い、上司と部下という固定された形になりますが、「2 on 2」だとフラットな関係の4人のうちの2人が近くで自分の話を聞く形なので、会話の質感が違い、なんだか冷静でいられます。
ただ、「2 on 2」をやったら「1 on 1」はいらないのかというと、そんなことはないでしょう。
私の解釈では、「2 on 2」をやったうえで「1 on 1」をやってみると、さらに効果があると思います。
同じことを「1 on 1」で言うにしても、「2 on 2」をやった後かどうかで効果は全然違うと思うのです。
結局、私は経営陣とメンバーの想いを結びつけられずに苦しんでいたのです。
心のどこかでは、メンバーの意見に共感しつつも、納期のプレッシャーもあったため、私の目にはメンバーの発言が自分の足を引っ張るように映っていたのです。
誰もがキラリと光る感性や個性の原石を持っている。
でも業務をスピーディに進めたいので原石を磨く手間を省いてしまう。
でも、そうすると誰も幸せにはなりません。
これが組織の中で一番難しいところですね。
職場で起きる問題の大半がこれなのだと思います。