妖怪「一つ目小僧」のぼやき
その後、社内の部署で「2 on 2」をやりました。
そこで、私の部下のチームメンバー、つまり2階層離れたメンバーの実際の声を初めて聞く機会があったのですが、大発見がありました。
とあるチームメンバーは、ミーティング中に突然発言しなくなることがありました。
すごくよいアイデアを持っているのに、なぜ突然黙ってしまうのだろうと思っていたのです。
その人が「2 on 2」の当事者役をやったとき、最後に「一つ目小僧」という妖怪が出てきました。
「一つ目小僧」とは、片方の目をつぶるという意味で、その妖怪の口ぐせは「もう、いいや」でした。
妖怪「一つ目小僧」がどんなときに「もう、いいや」とぼやくかというと、彼が提案したことに対して先輩から「こういう観点は考えたの?」という質問が出た瞬間だというのです。
確かに先輩のほうが多くの視点を持っているので、懸念点や突っ込む箇所が浮かびやすい。