また、日本の国立大学に在学中の、22歳のB子さんは、

「彼女に賛同できる。そもそも結婚とか同棲する前に、お金持ち以外の部分(性格、価値観とか)も含めて決断すべきだったと思う。アスリートであるとか有名人であるとか、知名度や肩書を好きというのは本当の愛じゃないと思う。お金がないと選択が狭められたりするから、ある程度は必要だと思うけど、お金が全てじゃないし、一生を共に過ごす相手なら、それ以上に大切なものがあると思います」

 一方、中国人の女子大学4年生の2人は、下記のように述べた。

「彼の親が彼に家をプレゼントをする、それは親の彼に対しての愛情表現である。別におかしくはない。ただ、お金持ちだから、結婚後も彼の親の言いなりになったり、家庭に対しての責任を放棄されたりすると、嫌だな」

「いくら優しくて性格が良くても、貧乏だったら結婚は無理だね。やっぱりお金が大事…」

 人によって考え方は変わるが、日本と中国の若者の衝突を通じて、恋愛や結婚観の違い、彼らがおかれている社会の事情、そして、大きな価値観の違いを垣間見ることができた。