菅義偉首相3度目の緊急事態宣言で会見する菅義偉首相 Photo:Yuichi Yamazaki/gettyimages

3度目の緊急事態宣言下
「補選全敗」が示すもの

 コロナ禍は、日頃、気付きにくい「弱点」をあぶりだす、という。

 ワクチン開発の遅れや医療崩壊に象徴される安心の基盤の脆弱さや、在宅勤務も選べない余裕のない働き方などもそうだが、菅義偉内閣が露呈することになったのは、統治能力の無さと身勝手な五輪利用だ。

 東京・大阪など4都府県で3度目の緊急事態宣言が出された25日、北海道、長野、広島県での国政の補欠選挙で与党は全敗した。

 異例の事態に首相は、「謙虚に受け止め、正すべき点はしっかり正していきたい」と語ったが、用意された文言を、ただなぞるだけ。

 正すべき点とは何か、は語らず、「謙虚に受け止めている」のか疑いたくなるほど心がこもらない発言だった。