米ライドシェア大手ウーバー・テクノロジーズが5日発表した1-3月期(第1四半期)決算は、主力事業である配車需要の低迷を料理宅配サービスが相殺し、グロスブッキング(運転手への支払いなどを差し引く前の取扱高)は前年同期比24%増の195億ドルとなった。このうち125億ドルは料理宅配事業ウーバーイーツが稼ぎ出した。ウーバーイーツのブッキングは前年比で倍以上となる一方、配車サービスは38%減となった。売上高は32億ドルから29億ドルに減少。英国で運転手が「従業員」扱いとなったことに伴い、6億ドルを関連費用として引き当てたことで減収となった。ただ、最終損益は1億0800万ドルの赤字で、赤字幅は前年同期の29億ドルから縮小した。自動運転部門の売却が寄与した。