米連邦準備制度理事会(FRB)は最近、ドイツ銀行に対し、マネーロンダリング(資金洗浄)対策に関する長年の問題に対処できていないと通知した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者によると、FRBは不満を強めており、ドイツ銀に制裁金を課す可能性もある。マネーロンダリング対策で何度も不備があり、疑いのある取引を放置したことで制裁金を課されたドイツ銀は、大規模なリソースを投入してその対応に当たってきた。FRBはドイツ銀に対し、前進するどころか逆戻りしていると伝えた。また、マネーロンダリング対策上の問題の一部は直ちに対応が必要だと伝えたという。ドイツ銀の広報担当者は、規制当局との協議内容についてはコメントしないと述べた。FRBの報道官はコメントを控えた。
FRBがドイツ銀に警告、資金洗浄対策「逆戻り」で
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