「この道でいいのかな」と迷ってしまう本当の理由
──人に渡すことができない「ステータス」や「過去への執着」などの場合、どうでしょう。いまある地位やお金を捨ててまで挑戦すべきなのか? いまのまま出世コースを進んだほうが成功できるんじゃないか? と不安になる人も多いと思うんです。
SHOCK EYE:うんうん、なるほど。まず大前提として、「自分にとっての幸せの基準は何なのか」を知っておく必要があるかもしれません。
お金なのか、やりがいなのか、人なのか、それとも社会貢献なのか。お金や名声にふりまわされて不自由になって、結局不幸せになってしまうパターンもあると思います。それを見極めないことには、手放していいのかどうかの見極めもできないですよね。
──幸せの基準は、どうしたら見つかると思いますか?
SHOCK EYE:自分の価値観を見極めるためには、やっぱり自分自身に問いかけ続けるしかないんじゃないかなと思います。
・何をしているといちばん楽しいか?
・何をしているといちばん幸せか?
・どんな人間でありたいか?
と、とにかく自問自答し続けて、「自分の考えはこれだ」というものを見つけたら、それを強く信じてあげることが大事だと僕は思います。
──いったん決めたら、強く信じる、ですか。
SHOCK EYE:自分の考えを自分で認めてあげること。みんながネガティブになって苦しんだり、「本当にこの道でいいのかな」と迷ったりしてしまうのは、自分を自分で認めてあげられないからだと思うんです。
「本当は私はこういうことがしたい!」という強い意志があるはずなのに、自分の考えを認めてあげられないから、世の中の価値観にすり寄って苦しくなってしまう。
でも、心の奥底には、「本当はこうしたいのに」という自分の価値観が眠っているはずで。だからこそ、世の中が「いい」とする価値観とのあいだに矛盾を感じて苦しくなってしまうんです。
本当は誰よりもいちばん、自分が自分を認めてあげなきゃいけないはずなんですよね。
「自分」ではなく「他人」のために時間を使う
──ネガティブで自分のことが嫌い、という人が自分を認められるようになるまでには、それなりに時間がかかると思うのですが……。SHOCK EYEさんは、どんな行動から起こすといいと思いますか?
SHOCK EYE:僕も実は、自分のことをあまり認められない人間なんです。さっきの話とも繋がるんですけど、やっぱり「捨てる」ことだと思うんです。身の回りにあるいらないものをどんどん捨てて、手放していく。自分が持っている「モノ」を寄付してみるとか。あとは、自分の「時間」を他人のために使う、というのもいいと僕は思います。
──なるほど。
SHOCK EYE:僕は昨年神社に約100社通いました。みんなから「歩くパワースポット」と呼ばれるにふさわしい行動や、待ち受けにしてくれている方の期待に応えようして、今自分にできることを精いっぱいしています。
そういう「他人のため」の行動を続けていると、次第に「自分のため」みたいになってくるんですよ。
「SHOCK EYEさんの写真を待ち受けにしたらいいことが起きました!」と連絡がきたり、神社で撮った写真をインスタグラムにアップしたら喜んでもらえたり……。それが嬉しくて、「喜んでもらえた」がだんだん僕の生きがいになっていったんです。
本の最後の項目でも伝えていますが、「自分が生きている限り、僕は最後の最後まで人の役に立ちたい」、この考え方はこれからも変わらず、大切にしていきたいですね。
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