上司が部下を見放すのは
どんなときか
会社生活にはいろいろつらい局面があるが、上司から見放されそうなときというのも厳しい状況の一つである。なぜ上司から愛想を尽かされたり、見放されたりするのか、それには理由がある。まず、上司が部下を見放すのはどんなときなのか。四つほど例を挙げてみよう。
1. 問題行動が治らない
2. 戦力にならない
3. 他にもっと良い人がいる
4. 戦術に合わない
1. 問題行動が治らない
簡単に言うと、組織内の問題児である。当人の業績や能力はさておき、その部下がいることでチームワークが乱れる、組織的活動が進まない、全体のやる気を削ぐなどの諸問題を引き起こす人がいる。こういった場合、もちろん上司は当人に注意をする。「あなたの行動は周囲にこのような悪影響を与えている。したがって改善するように」と。
この注意で治ればよいが、治らない。二度目の注意を与えても治らない。人事考課の際に、厳しい評価をしても改善しない。