米食肉加工大手JBS USAホールディングスへのサイバー攻撃に関係するグループによる新たなランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃が3日目に入った。世界中の数百の組織と数万台のコンピューターが感染したとみられ、サイバーセキュリティー当局が対応に追われている。セキュリティー研究者や米IT企業カセヤによると、「REvil」と呼ばれるグループは、大企業やテクノロジー・サービス・プロバイダーがコンピューター・ネットワーク上のシステムでソフトウエア更新を管理・配布するために使用するソフトウエア「カセヤVSA」に攻撃の焦点を当てている。REvilはランサムウエア攻撃を行うグループとして知られる。サイバーセキュリティーの専門家によると、今回のサイバー攻撃では、世界中で最大4万台のコンピューターが感染した可能性がある。