熱中症予防にいいもの
その2「水の大容量ペットボトル」

 熱中症対策として必要不可欠なのが、こまめな水分補給です。

 ただ、ビジネスパーソンはお水代わりにコーヒーなどカフェイン系の飲み物に頼りがち。でも、これらのものは利尿作用がある上、カフェインの耐性も人によって異なるので、できれば「水」で補給していただきたいのです。

水で水分補給 Photo: PhotoACコーヒーや紅茶ではなく、意識して「水」で水分補給をしましょう Photo:PhotoAC

 普段からコンビニ利用が多い、インスタント食品や外食に頼りがち、という方は、どうしても生野菜や果物の摂取が少なくなりがちで、食事からの水分摂取があまり期待できません。だからこそ、意識して水分が取れるように、1リットルや2リットルなど大容量のペットボトル(もしくはジャー)をそのまま目の前に置いてしまいましょう。「飲料水」から、1~1.5リットルを目安に取っていただきたいものです。

 もちろん、500ミリリットルのペットボトルでも良いのですが、男性の場合、これくらいの量だと一気飲みしがちですよね。熱中症対策においては「一気にたくさん」ではなく「喉の渇きを感じる前にこまめに少しずつ」が大事なポイントですので、ペットボトルの横にコップを置いて、少しずつ飲むようにしましょう(ペットボトルに直接口をつけたものを1日かけて飲むのは、衛生上おすすめできません)。