元米大統領補佐官が
台湾有事に強い懸念
トランプ前政権で国家安全保障担当の大統領補佐官を務めたハーバート・マクマスター氏は4日、ハドソン研究所での講演で台湾有事について言及し、来年2月の北京冬季五輪終了後に危険な時期に入ると強い懸念を示した。
また、台湾の国防当局は6日、中国との緊張関係がここ40年で最も高まっており、2025年までに台湾への侵略が可能になるとの見解を示した。
台湾国防部によると、10月に入ってから4日までに中国軍の戦闘機や爆撃機149機が台湾の防空識別圏に侵入したとされ、バイデン政権は中国に対して軍事的挑発行為を止めるよう警告した。
上述のように、今日、中国と台湾との間で緊張が高まっている。しかし、同様の声は過去にも聞かれている。
たとえば、米インド太平洋軍のデービッドソン司令官も今年3月、6年以内に中国が台湾に侵攻する恐れがあり、このままいけばこの地域において軍事力で米中逆転が起こり、中国有利の軍事環境が予想より早く到来する可能性があると懸念を示した。