「メタバース」と呼ばれる新たな仮想コミュニティーの構築を目指すハイテク企業は、まずビデオゲームのあらゆる側面を熟知し、買収も視野に入れる必要がある。コンサルティング会社アクティベートの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のマイケル・ウルフ氏はそう指摘する。ウルフ氏は20日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催の「テックライブ」会議で「ビデオゲームはメタバースプラットフォームへと変貌しつつある」と述べた。「人々の交流方法を根本的に変えるだろう」との見方を示し、「デジタルやバーチャルの世界でできることはすべて(中略)ゲームの中でできるようになるだろう」とも語った。メタバースとは、「スノウ・クラッシュ」や「レディ・プレイヤー1」といったSF小説や映画に登場する概念で、単一ではなく、複数の技術プラットフォームに接続された広大なオンライン世界を意味する。没入型の共有デジタル空間では、人々はアバターを利用してオフラインの現実世界での行動と同じように、バーチャルでコンサートに参加したり、店舗で服を試着したりできる。
メタバース構築への道はビデオゲームから
アクティベートCEOが予測する未来
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