ソフトバンクグループ(SBG)は、韓国ネイバー傘下のメタバースプラットフォーム「ゼペット」に1億5000万ドル(約171億円)を出資する。内情に詳しい関係筋が明らかにした。ゼペットは3D(3次元)アバター(分身)向けにハイファッションの仮想アイテムを販売しており、若い女性を中心に爆発的な人気を集めている。デーリーアクティブユーザー(DAU)は約200万人と、アジアでは最も活況を呈しているメタバースプラットフォームだ。ユーザーはまず、写真をスキャンして自分の分身を作り出す。その後、ユーザー同士で音声通話する、お化け屋敷や学校の教室といった仮想世界で遊ぶといったことができる。ただ、メタバースという黎明(れいめい)期にある業界の標準に照らしても、ゼペットはニッチだ。世界有数の人気を誇るメタバースを運営する米ロブロックスのDAUは、7-9月期末時点で4700万人を超える。
ソフトバンク、韓国メタバースのゼペットに出資
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