いま、1~2人前の小鍋料理が空前の大ブーム。簡単にできて、とてもおいしい。冷えたカラダもポッカポカになる。しかも、洗いものも少ないのだから、忙しいビジネスパーソンに大人気なのも当然。しかし、どうしてもワンパターンになりがち。そこで活躍するのが、大人気料理家の小田真規子先生の小鍋レシピを集めた『まいにち小鍋』です。本連載では、その一部をご紹介してまいります。ぜひ、今日の晩御飯にお試しください!

【小鍋レシピ】豚肉と白菜のレモン鍋豚肉と白菜のレモン鍋

 レモンが生み出す極上風味がゴージャスな小鍋レシピ「豚肉と白菜のレモン鍋」の作り方をご紹介します。

このレシピでは豚肉を使っていますが、白身魚やイカ、ホタテなど、レモンと相性のいい魚介を加えても美味。その場合は、仕上がりに大さじ1~2のオリーブ油を加えるとよいでしょう。

【具材】(2人前)
豚バラ薄切り肉(6~7cm長さに切る):200~250g
白菜(繊維を断つように5mm幅に切り、葉と根元を分ける):1/4株(600g)
シイタケ(薄切り):4枚
レモン(半月の薄切り):1/2個(40g)

【スープ】
昆布(5cm角):2枚
みりん:1/4カップ
薄口しょうゆ:1/4カップ
水:4カップ

【仕上げ】
あら挽き黒こしょう:たっぷり
レモン果汁:1/2個

●つくり方
1 レモンは分量外の塩で皮をもみ洗いして流し、半分は果汁をしぼり、残りは半月の薄切りにする。
2 鍋に【スープ】を入れて中火で煮立て、肉、白菜の根元、レモンの薄切り、シイタケを入れる。
3 豚肉の色が変わったら、白菜の葉を加えてひと煮し、しんなりしたところでいただく。お好みで【仕上げ】をふる。

小田真規子(おだ・まきこ)
料理家・栄養士・フードディレクター。
女子栄養大学短期大学部卒業後、料理家のアシスタントを経て、スタジオナッツ(www.studionuts.com)を設立。誰もが作りやすく、健康に配慮した、簡単でおいしい家庭料理をテーマに、『オレンジページ』『ESSE』などの生活雑誌や企業PR誌にオリジナルレシピを発表。家電、食品、調味料メーカーのメニュー開発、国内各地の産地・加工品の商品開発などもサポートしている。分かりやすいレシピが好評で、NHK「きょうの料理」「あさイチ」の料理コーナーに定期出演。『まいにち小鍋』(ダイヤモンド社)、『自炊のトリセツ おいしいごはんの法則』(池田書店)、『今日から料理を始める人の61レシピ』(KADOKAWA)など著書多数。