(2)「完璧な朝」を思い描く

 理想の朝をイメージする。走る、家族そろって朝食をとる、ブログを書く……なんでもいいので、理想の朝をイメージしよう。

(3)時間配分を考える

 理想の朝を実現するための具体策を考えていく。ポイントは、新しい習慣のために朝の時間を増やさないことだ。

 まずは朝のスケジュールを決め、起床時間を決める。そして、十分な睡眠時間から逆算して就寝時間を決め、スムーズに寝るための方法を考える。

(4)習慣化する

 習慣化はいちばん大事なステップだ。最初は順調でも、日が経つと怠け心が出てくる。最初の数日はいつもより15分早く寝て15分早く起きるなど、スロースタートにするとよい。

 また、新しい習慣は1度に1つにすること。「走る」「瞑想」「日記を書く」の3つをやりたいなら、まず1つに全力投球し、習慣化してから次に進む。習慣化には数週間必要だ。進捗を記録し、小さな目標の達成を繰り返すことでモチベーションを維持しよう。ごほうびを用意してもいいだろう。

(5)調整を加える

 著者の「朝に走る習慣」は出産によって中断した。生活に変化があればその状況に合わせて新たな習慣を考えよう。著者の場合は、朝ではなく午後の早い時間に走ることにし、朝の時間は子供と朝食をとることにした。

 朝は新たなチャンスに満ちている。この時間を、あなたは何に使いたいだろうか。

◆うまくいっている人が週末にしていること
◇充実した週末を過ごすための6つのヒント

 競争の激しい世界で成功するには、完全にリフレッシュした状態で月曜日を迎える必要がある。それを実現するには、週末に充電し、エネルギーを回復させなければならない。

 週末を充電の時間として有効に使うには、平日と同じように戦略的思考が必要だ。使える時間は土日だけでなく、金曜の18時に缶ビールを開けてから月曜の6時に目覚ましが鳴るまでの60時間。60時間のうち睡眠時間を24時間とすると、36時間残る。フルタイムで1週間働くのとほぼ同じ時間だ。仕事だったら、何の計画や目標もなしに1週間を過ごすことなど絶対にないだろう。