嵐山のシンボル、渡月橋。約1500本の桜がピンク色に染まる嵐山のシンボル、渡月橋。約1500本の桜がピンク色に染まる

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「京都の春を満喫する旅」です。鴨川沿いや沿線沿い、寺社や公園と桜の名所が多く点在する京都。なかでも花見とカルチャーのどちらも楽しめる観桜スポットが岡崎エリア。平安神宮の枝垂れ桜や哲学の道沿いの桜並木、京都を代表する美術館を訪ね、おいしい京グルメと、春を謳歌する旅へ出かけましょう。(文/写真『地球の歩き方 J03 京都』編集担当 カピケーラ 佐藤恵美子 写真/村岡栄治)

水面から眺める桜は別世界!
桜吹雪を浴びながら贅沢な舟旅を

平安神宮の大鳥居と桜の絶景に心躍る平安神宮の大鳥居と桜の絶景に心躍る

 琵琶湖から京都に水を供給する琵琶湖疎水の沿岸には、ソメイヨシノをはじめとする桜が約400本植樹され、水面に枝を伸ばします。桜の開花に合わせ運航される「岡崎さくら回廊 十石舟めぐり」は春の風物詩。南禅寺舟溜り乗船場から夷川ダムを約25分で往復し、のんびりと花景色を堪能できます。途中、フォトポイントのアナウンスもあるので、シャッターチャンスを逃さずに!