感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】一瞬で不安が吹き飛ぶたった1つの方法

不安を楽しみにかえてみよう

きょうのひとことは、
「不安を言い換える」

不安というのは、定義が曖昧なものです。ある人が不安に思っていることと、別の人が不安に思っていることは、まったく違っていたりします。

漠然とした不安を抱いている人もいれば、なにか悪いことが起きるんじゃないかという予期不安のようなものを抱く人もいます。ですから、不安の対策法は、どんな不安かによって違ってきますし、それぞれの不安への対策法はいろいろとあります。

アテクシの「1秒シリーズ」の第1弾は『1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』ですが、それだけ一般的でバリエーションが多いテーマだともいえます。

きょうは不安の対策法をひとつご紹介しますが、それが「不安を言い換える」という手法です。具体的には、「不安」を「この先の楽しみ」に言い換えてみるのです。

こうすることによって、不安な気持ちが、ちょっと楽になると思います。

いまやっていることが、この先どうなるかわからない。これは先々のことを考えての不安ですが、これを「この先どうなるかはお楽しみ」と言い換えてみるのです。

こうすることによって、不安を楽しみに転換できて、ちょっと明るい気分になれるはずです。

先々に待ち受ける結果がわからない。これを不安というネガティブな気持ちにするか、この先の楽しみにするか。これだけの発想の違いで、気分はずいぶんと変わってきます。

人生には、いろんなことが降りかかってきます。一生懸命やったことが報われることもあれば、報われないこともあるでしょう。

やるだけのことをやったら、もうなるようにしかなりません。だからといって、結果が出なかったときのことを想像して不安に苛まれるくらいであれば、レバーを回すとカプセル入りの玩具が出てくる「ガチャガチャ」のように、「どんなものが出てくるんだろう」とワクワクするくらいのほうがマシです。

仮に自分が思っていなかった結果になったとしても、たいていのことはなんとかなります。「今回はちょっと残念だったね」と思って、次のガチャガチャを試してみればいいのです。

良い結果を得られたら、それはそれで「よかった、ラッキー!」と思って楽しめばいいわけです。

不安を楽しみに言い換えて、気持ちを切り替えてみてください。それで問題はないはずです。

きょうのひとことは、
「不安を言い換える」
でした。

参考になったかしら?