感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】<br />「鬱陶しい人」がやりがちな<br />たった1つの悪弊とは?

「鬱陶しい人」はやっている

きょうのひとことは、
「自分語りを減らす」

手っ取り早く人に好かれる方法は、
「聞かれてないのに自分の話はしない」
ことよ。
これを徹底するだけで印象が良くなるわ。

このツイートに10万件以上の「いいね」がついて、反響の大きさに驚きましたが、きょうはこのツイートに関連したお話をしてみたいと思います。

日ごろの会話やブログ、SNS上などで、いまいちウケが悪かったり反響が少なかったりして、なんだかモヤモヤすることがある人は少なくないのではないでしょうか?

その原因のひとつは、おそらく「自分語りが多い」ことなんです。

なにかにつけて自分の話をしてしまうと、自分は気持ちよくなるかもしれませんが、他人はさほど興味がなく「鬱陶しい」と思われかねません。

自分語りを全否定するわけではありませんが、自分語りの割合が多すぎると、会話でも、ブログやSNSでも反響が伸びなくなることはあるでしょう。

そういう自覚がある人は、自分語りを減らして、「相手に役立つ情報を提供する」というスタンスを持つほうが上手くいくと思うのです。これは先ほどの「聞かれてないのに自分の話はしない」ということにつながるんですね。

SNSに投稿しようとしてテーマが思いつかなかったりすると、つい自分語りをしてしまいがちです。

「私、こういう人なんです」「実はこういう人なんです」みたいな話をしても、相手との関係性ができてなければ成立しませんし、そもそも相手にとってはどうでもいいこと。「鬱陶しい」と思われかねないわけです。

本当はいいことをいっているのに、自分語りの要素が多いために、真意が伝わらなかったり広がらなかったりすることがあるのです。

自分語りをすると相手の感心は薄れてしまいますが、「こういうやり方をすると上手くいくよ」といういい方にしてあげるだけで、興味を持ってもらえるようになります。

自分語りをするにしても、「私の場合、こういうふうにしたら上手くいったよ。あなたもやってみたら?」というふうに語りかければ不自然ではないし、相手の役にも立ちます。

会話やブログ、SNSでは、自分語りを減らして、他人に役立つことを念頭におくと、受け入れられやすくなるのです。

きょうのひとことは、
「自分語りを減らす」
でした。

参考になったかしら?