1位は日本テレビで1384.6万円
テレ東との年収差は約100万円
今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、従業員の平均年齢が40代後半で、年収が高い会社ランキングを作成した。
本社所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ。単体の従業員数が100人未満の会社は除外している。対象期間は、2020年4月期~21年3月期。
早速、ランキングを確認していこう。
1位は、日本テレビホールディングス(HD)で、平均年収は1384.6万円、平均年齢は48.6歳だった。
同社の21年3月期決算は、地上波テレビ広告収入がスポット収入を中心に大幅な減収となったことや、コロナ禍によりスポーツクラブの施設利用料収入が減収したことなどにより、売上高は前年比8.3%減の3913億円、当期純利益は同21.3%減の240億円となった。だが、平均年収は依然として高水準を維持している。
ちなみに昨年のランキング(19年4月期~20年3月期対象)は1401.5万円(平均年齢49.2歳)で、今回同様、平均年齢40代後半の企業の年収ランキングでトップだった。
同じく民放キー局では、テレビ東京HDが5位となった。平均年収は1289.6万円、平均年齢は47.3歳だ。昨年の平均年収は1324.2万円(平均年齢47.0歳)だった。
地上波テレビ広告費の減少や、コロナ禍によるイベント中止など、在京民放キー局の経営環境は厳しいものの、各社の平均年収は高水準にある。
日本テレビHDとテレビ東京HD以外の、残る民放キー局3社の平均年収はどうなっているのか。
実は日本テレビHDよりも平均年収が高いのがTBSHDで、平均年収は1501.6万円(平均年齢48.4歳)である。ただし、単体従業員数が100人未満のためランキングの対象外となった。
また、テレビ朝日HDは平均年収1280.3万円だった。ただし、従業員の平均年齢が43.0歳なので、ランキング対象外となった。
一方、これら4社と大差がついたのがフジ・メディア・HDだ。単体従業員数が100人未満かつ平均年齢44.1歳なので、ランキング対象外だったが、平均年収は801.2万円だった。