使い勝手の大幅な進化
トヨタ新型ノア
新型はすべてを一新した新世代である。まず、車種体系が整理された、ノアはエアロ系と標準系、ヴォクシーはエアロ系のみとされ、エスクァイアは廃止となった。これは2020年5月からディーラーごとの専売制から全車種併売とされた販売システムに対応した変更である。ノアとヴォクシーは、従来以上に個別のキャラクターを鮮明にしている。
これまで歴代の販売台数は、一貫してヴォクシーのほうが多かった。しかし、新型の月販基準台数は、ノアが8100台、ヴォクシーは5400台。今後はノアが主力モデルとなる。
車体にはトヨタ最新モデルらしく、TNGAの要素を取り入れたGA-Cプラットフォームが採用された。パワートレーンは、1.8Lのハイブリッドと2Lガソリンの2本立て。ハイブリッドは新世代に進化しており、大幅にパワー&効率を改善。待望の4WD(E-Four)が設定されたのも注目点だ。