11年ぶりにモデルチェンジしたデリカD:5は大胆マスクに、全車2.3リットルディーゼルを搭載した4WD仕様だ。最新の3列シート・ミニバンはタフな走行性を誇る。
11年ぶりにモデルチェンジ
“押し出し感の塊”のようなフロントマスク
ミニバンというジャンルに収まりきらないほど圧倒的なオフロード性能――そんな“特技”の持ち主がデリカD:5だ。最新モデルは、11年ぶりに大幅改良が施され、商品力がアップ。新型は、好き嫌いがはっきりと分かれる、“押し出し感の塊”のようなフロントマスクが大きな話題になっている。
新型は、従来モデル比で最大トルクが2.0kg・mアップした2.3リットル直4ディーゼルターボ(145ps/38.7kg・m)を搭載。トランスミッションは6速ATから8速ATになり、駆動方式は全車4WDだ。
デリカD:5は、3列シート車の中で希有なキャラクターを持つ。メーカーは「オールラウンドミニバン」と表現しているが、D:5の個性はタフな走りだけではない。“スライドドアを備えるモデルで、唯一のディーゼルエンジン搭載車”というアピールポイントがある。もうひとつ追加したい特徴が、高度な高速域の走行性能だ。