【その4】自分はYESだけど、周りが「NO」の場合

河合:4段階目は、「自分はいいと思っているが、周りに反対されそうだ」という場合です。

 仕事であれば、担当者としてはいいなと思うけれども、上司の意見を聞いてみないとわからないシーンです。

 プライベートなら、自分は行きたいけれど、奥さんの意見を聞く必要があるという場合もありますね。

 その場合、相手の状況を汲み取ったうえで解決策を提案することが重要です。

 たとえば、奥様に許可がもらえるかわからない場合は、他の奥様で喜ばれた事例を話し、奥様にプラスのイメージを持っていただくことです。

 そのうえで、奥様に具体的に伝わる話し方をします。

 企業の場合、組織としての意思決定を簡単に覆すのは難しい場合もあります。

 それを理解したうえで、自分はYESだけれど周りはNOという原因をできるだけ本音で聞き、それに対して自分たちが取れる具体的な方法を提案していきます。

星:相手にかなり入り込んで、一緒に障壁を乗り越えていこうという段階ですね。

【その5】買いたいけど決めるのが怖い。背中を押してほしい

河合:最後は、購入したいけれど、なにかしらが引っかかっている状態です。

 やってみたいけれど、ちょっと値段が気になる。自分で最後までやり遂げていくことができるのか不安、というケースがあります。

 こういうときは、むしろシンプルに背中を押すといいのです。

星:そこまでの関係性の積み重ねがあるから、最終段階でしっかり背中を押すことができるのですね。