大切なのは「今日はもっと勉強やりたかったな」と思いながらその日を終えて、その気持ちのまま眠りにつくこと。そしてこのとき、持ち越している気持ちこそが「やる気」なのです。
少し物足りないと思いながら眠ることで、そのやる気を翌日に繰り越しできます。これが「やる気貯金」です。
「やる気貯金」のメリット
翌日は、このやる気貯金があるおかげで、スタートからいつもよりも調子がよくなります。すると、その日もやる気貯金ができるようになります。このようにして、どんどんやる気を貯金することができるのです。
すると、ストレスがたまるどころか、徐々にやる気がたまっていくので、モチベーションが下降しにくい精神状態が形成され、ちょっとやそっとのアクシデントでは受験を諦めなくなります。
もちろん、試験直前期の1ヵ月くらいは多少の無理はすることになりますが、それまでの時期は学習のペースを乱さずやる気を貯金する感覚を必ず意識してください。
(本原稿は、棚田健大郎著『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』を編集・抜粋したものです)