「ヨガ、座禅、瞑想」のモーニングルーティン

【特別対談 世界一の92歳総務課長Xベストセラー作家・本田健】100まで楽しく働く「自分力」の高めかた本田健(ほんだ・けん)
作家
経営コンサルタント、投資家を経て、29歳で育児セミリタイヤ生活に入る。4年の育児生活中に作家になるビジョンを得て、執筆活動をスタート。「本田健の人生相談~Dear Ken~」は5000万ダウンロードを記録。著書は200冊以上、累計発行部数は800万部を突破。2019年には初の英語での書き下ろしの著書『happy money』を刊行し、すでに世界40ヵ国以上で発売されている。2022年6月15日、『まんが 大富豪からの手紙』(ダイヤモンド社)を刊行する。

本田:老眼になってないんですね! 90代になっても普通に本読まれているのは、すごいですね。玉置さんの生活についてお聞きしたいと思いますが、朝起きられたら、まずヨガをされるそうですね。

玉置:朝は5時半に起床したら、身支度を整えまして、ヨガの基本のストレッチをして、結跏趺坐(けっかふざ)で座禅を組み、瞑想をします。

本田:ヨガ、座禅以外に、健康に気を付けてらっしゃることはあるんですか。

玉置:結局、体と心は一つだと思ってるんです。だから体を鍛えることで、心も整えられます。また、般若心経をあげることで、心の中をいつも正常に保つことができます。

困ったとき、迷ったとき、悲しいときに、帰るところ

本田:普段から、心をきれいな状態に保っておくということですね。

玉置:雑念、雑音の世の中で生活しているわけですから、自分の心がきれいかと言われれば、そうではないですけど、原点に戻ることはできます。困ったこと、迷ったこと、悲しいこと、いろいろありますけど、私には帰るところがあるんです。

その帰るところ、心の置きどころが般若心経です。1巻あげるのが、3分ぐらいですので、前後のお経を入れて15分ぐらい、毎朝、般若心経をあげています。

本田:玉置さんの鈴が鳴るようなお声は、般若心経のたまものなんですね。心地よくて、心が洗われます。

玉置:自然とそうなったのかもしれませんけど、声は高いほうです。父親は謡曲をやっておりまして、高い声でした。母はお見合いをせずに声だけで結婚したと言っていました。

※本稿は『92 総務課長の教え』(ダイヤモンド社)の刊行を記念しての特別対談です。