日本人の死因1位のがん。だが、近年は治療法の発展によって不治の病とはいえなくなってきた。それに伴って、がん保険も進化。続々と新商品が生まれ、商品選びに迷う人も多いはずだ。特集『保険商品ランキング2022 ベスト&ワースト』(全10回)の#5では、保険のプロ28人による、【完全版】がん保険ランキングを見る。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)
医療保険と並ぶ激戦区の分野
商品の中身は大別して二つ!
がん保険はいわば、がん治療に特化した医療保険といえる。
その種類は、保障の方向性によって二つに大別できる。診断一時金に比重を置くタイプと、治療法に対する給付金に比重を置くタイプだ。
前者は、治療費はもちろん、使い道を定めず何にでも自由に使えるまとまったお金を一度にもらえる。一方、後者は、抗がん剤治療やホルモン剤治療、放射線治療、さらには公的健康保険の給付対象外となる自由診療による治療など、多様化する最新のがん治療法に備えられる。
がんは日本人の死因トップだけに医療保険と並ぶ激戦区となっている上、前述のように保障の方向性が大きく違うだけあって、商品選びがとりわけ難しい分野でもある。では、保険のプロたちはどの商品を「おススメ」するのか?次ページで確認するが、トップには初登場の高スペック新商品が輝いた。