ペンシルベニア大学のワートン・ビジネス校発
週一・5分エクササイズ
では、どうすれば、視点を転換する脳の力を鍛えることができるのでしょうか?
ここでは、アメリカの名門・ペンシルベニア大学のワートン・ビジネス校の研究から生まれた方法をご紹介しましょう。
★最近の視点の転換を考える
1.最近2週間ぐらいを振り返り、他の人の視点から物事を考えようとしたときのことを思い浮かべてみましょう。
仕事や学校、家庭での出来事などんな状況でもかまいません。(30秒)
2.その状況で何が起こっていたか、箇条書きにして最初から最後まで書き出してみましょう。(3分)
3.その状況を相手の視点に立って想像し直してみましょう。(1分)
4.ここまでの1~3で、相手の視点を理解するのにどう役立ったか考えてみましょう。(30秒)
この5分のエクササイズを週1回続けるだけで、視点の転換力がアップすることがわかっています。ぜひお試しください!
【参考先】
*1 Gehlbach, H. et al. Many Ways to Walk a Mile in Another's Moccasins: Type of Social Perspective Taking and Its Effect on Negotiation Outcomes. Computers in Human Behavior 52, 523-532, doi:https://doi.org/10.1016/j.chb.2014.12.035(2015).
*2 Sessa, V. I. Using Perspective Taking to Manage Conflict and Affect in Teams. The Journal of Applied Behavioral Science 32, 101-115, doi:10.1177/0021886396321007(1996).
*3 Sandrone S. Self through the Mirror(Neurons)and Default Mode Network: What Neuroscientists Found and What Can Still be Found There. Front Hum Neurosci. 2013 Jul 24;7:383. doi: 10.3389/fnhum.2013.00383.