【必読ポイント!】
◆デキるビジネスパーソンの夜の過ごし方
◇入浴で仕事モードのスイッチを切る

 睡眠に困っている人の多くは、「仕事モード(緊張モード)のスイッチが切れないこと」が根本的な問題となっている。ゲームをしたりネットサーフィンをしたりしてリラックスできているようでも、仕事モードはオフにならない。だから寝付けず就寝が遅くなり、朝起きられなくなってしまう。

 仕事モードを強制的にオフにするには「バスタブに浸かる入浴」が有効だ。千葉大学の研究では、入浴で肌にお湯がふれたり、浮力作用によって脱力したりすることで、オフスイッチが押されることがわかっている。

 注意点は、お湯は40~41度にすること。熱すぎると逆効果だ。

◇スマホは見えないところで充電する

 寝る前のスマホをやめられない人は、スマホの「ナイトモード」を活用しよう。ナイトモードを使うと、指定した時間帯に画面が暗くなったり白黒になったりする。これだけでもスマホ依存から抜け出しやすくなるはずだ。

 最も強力なのは「スクリーンタイム」を設定し、強制的にロックがかかるようにすること。もっと原始的に、見えないところでスマホを充電するのもいい。「スマホを見たい」という欲求に打ち勝ちやすくなるだろう。

◇夕食のタイミングを早める

「夕食をいつ食べるか/何を食べるか」も重要なポイントだ。快眠のためには「寝ている間に胃の中に食べ物が残っていない状態」がよい。

 胃は食べ物を消化する時に、筋トレレベルで激しく動いている。体の中で臓器が激しく動いているのだから、睡眠の質が下がってしまうのも当然だろう。