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2022年以降、
EVの登録台数が急増

 アメリカにおけるEV市場ですが、ついに確固たる足場を築き始めたと言えそうです。

 EVの販売台数はこの10年間、ゆっくりではあるものの着実に伸びています。自動車業界全体で見れば、前年比18パーセントの下降となった2022年第1四半期のアメリカにおける新車登録台数ですが、そのうちEVが占める比率はなんと60パーセントまで急上昇しています。これはアメリカのEV市場が、いつの間にか決定的な分岐点を曲がり切った可能性のあることを示唆しているのかもしれません。

 特に2022年に入ってからのEVの登録台数の急増には、目を見張るものがあります。市場全体に占めるEVの割合は、4.6パーセントと高い数値を叩き出すまでになっています。とは言え、2022年3月の新車販売台数の86パーセントがEVとなったノルウェーのようなEV先進国から見れば、まだ(笑)でしかない数字かもしれません。

 ですが、この着実な変化の進行ぶりを体感しているEVの支持者たちにとっては、この目前で展開する継続的かつスローな盛り上がりを見せる旋律こそ、いつしかその景色を一変させる幕開けの目前…序曲が終わりに近づいている証だと判断していることでしょう。