メガファーマ,アストラゼネカ,武田薬品工業Photo:123RF

メガファーマ(巨大製薬会社)の一つ、英アストラゼネカ日本法人社長に、武田薬品工業で幹部職を務めた日本人が近く就任する。内資製薬大手の日本人幹部が外資製薬の国内トップに就任するのは異例のことだ。(ダイヤモンド編集部 土本匡孝)

英アストラゼネカ日本トップに抜擢
タケダの次期社長候補の1人だった

 メガファーマ(巨大製薬会社)の一つ、英アストラゼネカ(AZ)日本法人社長に、武田薬品工業で幹部職を務めた日本人が近く就任する。

 内資製薬大手の幹部を務めた日本人が外資製薬の日本法人トップに就任するのは異例のこと。しかもこの人物は、武田薬品のクリストフ・ウェバー社長兼CEO(最高経営責任者)の後任候補の1人としてうわさされたこともある、中堅有望株だ。

 業界関係者からは「アグレッシブな仕事ぶりで知られている人物で、良い意味で外資っぽい」として違和感はないとする声が上がる一方、「よりによってアストラゼネカとは」という驚きの声も聞こえる。

 次ページでは、当該人物の詳細と共に、業界に与える「三つの衝撃」に迫る。