「みらいの郵便局」を実現するために

日本のDX最前線『ルポ 日本のDX最前線』酒井真弓(集英社インターナショナル)

飯田 7月中旬から、日本郵政グループ本社のある大手町プレイス1階の大手町郵便局で「みらいの郵便局」の実現に向けた実証実験をスタートします。今までにない新たな郵便局体験を創造し、お客さまのフィードバックをいただきながら磨いていこうと思っています。

酒井 飯田さんが思い描く「みらいの郵便局」というのは、どんなものなのでしょうか?

飯田 「みらいの郵便局」は、完成がないのです。お客さまのニーズはこれからもどんどん変化していきます。ですから、郵便局も進化していかなければなりません。

 今はまだ「郵便局1.0」です。3年後には「みらいの郵便局2.0」に取り組んでいると思います。30年後、「みらいの郵便局5.0」では、宇宙に郵便局を作ろうという話をしているかもしれません。