セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンとコンビニ各社がデリバリー事業を強化しています。実際にセブンのデリバリー「7NOW」を試したところ、総額は店頭価格の1.5倍ほどになりました。割高ですが、実は「人気の理由」があるのです。(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)
セブン、ファミマ、ローソン
コンビニ各社がデリバリー事業を強化
コンビニのデリバリー事業が拡大しています。
セブン-イレブンではデリバリーサービスの『7NOW(セブンナウ)』の導入店舗が1万2000店と全体の5割を超えました。ローソンもデリバリー事業に力を入れていて、デリバリー対応の店舗数は全国で5671店舗と全体の4割弱まで増えてきました。ファミリーマートはコンビニデリバリーについてはこれら2社ほどは力を入れていないようには見えますが、デリバリー大手の一角であるmenuと提携したサービスを始めています。
近所のセブン-イレブンの店頭には「あっ!買いに行けない。」と頭をかく女性と「お気軽デリバリー」のコピーを配置した宣伝ポスターが貼られていて、7NOWの利用を増やそうとお試しキャンペーンに力を入れています。
このような話を耳にすると「いったいどんな人が使うのだろう?」とか「それって割高じゃないの?」とかいろいろな疑問が頭に浮かぶと思います。
私も未来予測専門の経済評論家なので「コンビニデリバリーってどこまで拡大するんだろう?」と疑問を感じています。今回はそれを分析してみたいと思います。