「質の悪い子どもを増やしてはダメ」
(NHK党・立花党首)

 告発系YouTuberを出馬させたことでも話題のNHK党。7月3日の『日曜討論』(NHK)に出演した際に立花孝志党首が少子化問題をめぐり発言した内容が「優生思想」と批判を浴びている。

「まず子どもを増やせばいいというものじゃなくて、子どもの質の問題です。いわゆる賢い親の子どもをしっかりと産んでいく。サラブレッドでもそうです、速い馬の子どもは速い。プロ野球選手の子どもも普通、野球はうまいわけです」

「社会保障というのは、結局は質の悪い子どもを増やしてはダメです。将来納税してくれる優秀な子どもをたくさん増やしていくことが国力の低下を防ぎ、最終的に弱者を守れるというふうに考えています」

 立花党首は「(第一子に)1000万円を支給する」「いわゆる社会でバリバリ働いて納税されている女性にいったん仕事を休んでいただいて、そして出産育児に専念していただく」とも発言。

 人に優劣をつけ、優秀な人の生殖をより支援していくと受け取れる発言だった。直球で差別につながる方針だが、批判の一方でネット上では「納税できない人間が増えても国は栄えないからな」など一定の理解を示す声も少なくない。

 今回の立花氏の発言に理解を示す人は、自分のことを「質の良い側」だと思っているということだろうか。