米プロレス団体ワールド・レスリング・エンターテインメント(WWE)のビンス・マクマホン前会長が2007年と2009年に、トランプ氏の慈善団体に計500万ドル(約6億7500万円)を寄付していたことが明らかになった。不正行為疑惑が浮上したマクマホン氏が退任前に支払った未計上経費1960万ドルの一部だという。取締役会による内部調査で判明した。WWEは8月に証券当局に提出した文書で、マクマホン氏のポケットマネーから支払われた約2000万ドルは、同氏が経営していたWWEに利益をもたらしたため、公表すべきものだったと述べた。この金額の大部分は、マクマホン氏と別のWWE幹部から性的違法行為を受けたと訴えた女性らへの支払いに充てられたが、500万ドルはそうした疑惑とは無関係だったという。WWEはその使途について言及しなかった。