夏休みの自由研究2022は高度化と多彩化におじさん驚愕、動画制作にポケモン図鑑も写真はイメージです Photo:PIXTA

楽しい休暇の最後に待ち受けるのが「夏休みの宿題」。特に「自由研究」に頭を悩ませている子どもとその保護者は多いのではないか。現代はなんでも検索でヒットするとはいえ、「自由研究」のバリエーションがヒットしすぎるからこそ、そのバリエーションの多さに頭を悩ませる親子も多そうだ。(フリーライター 武藤弘樹)

夏休みの宿題の目玉“自由研究”
今と昔では何が違うのか

 今年も夏真っ盛りであり、夏休み中の子どもたちは宿題に苦しんでいるはずである。あるいは、行く手に待ち受ける暗雲を見て見ぬフリをして、今この瞬間を全身全霊で謳歌しているが、8月末には確実に苦しむはずである。筆者はため込んであとで苦しむタイプであり、泣きながら漢字の書き取りドリルをやったことを覚えている。
 
 夏休みの宿題といえば、中でも自由研究は目玉である。ドリル・プリント系の宿題や読書感想文に比べて、“自由”というだけあって、漠然としていてまずチョイスからして難しい。そしてテーマに何を選ぼうとも、普段やらないことなので仕上げるのにどれくらいの時間を要するか取り組んでみない限り判然とせず、大概、時間を取られる。いろいろな不安要素がつきまとうのが自由研究たるものなのである。
 
 自由といってもある程度の体裁を整えるためにそれなりの研究テーマをチョイスする必要があり、結局のところ無難な“観察”や“工作”に落ち着く。筆者が子どもの頃はまず“観察”か“工作”であった。
 
 そして令和4年、筆者が小学生だったあの頃から約30年が経過し、現代の自由研究はどのように変わっているのかを調べてみたので、ここに共有したい。