出世・給料・人事の「新ルール」#10Photo:erhui1979/gettyimages

従業員数は、企業の地力を表す分かりやすい指標だ。そこで、ここ5年で従業員数を伸ばした企業について「増加数」と「増加率」でランキングを作成した。上位にはM&A(企業の合併・買収)を仕掛ける企業やメガベンチャーがランクイン。特集『出世・給与・人事の新ルール』(全10回)の最終回では、会計指標ではない、人材の面から好調企業の実態をあぶり出す。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

M&A強者が浮き彫りに!
「従業員増加数」ランキング

 数は力だ。企業や業界によって生産性に違いこそあれ、会社の事業を形作るのが人である以上、従業員の数は、企業の潜在的な実力を表しているといっていいだろう。

 そこで、人材を増やすパワーがある=成長性が高い企業であるとして、「従業員の増加数ランキング」を作成した。過去5年の増加数を示したもので、対象は連結の正社員数だ。

 果たして、人材という「ソフトパワー」を伸ばしたのはどの企業だろうか。次ページでは、そのランキングの全容を明らかにする。上位には大型のM&A(企業の合併・買収)を手掛けた企業がずらり、勢ぞろいする結果になった。