コマツで社長・会長を務めた坂根正弘氏コマツで社長・会長を務めた坂根正弘氏 Photo:JIJI

野球、体操、水泳などで
多くの有力選手が輩出

 島根県の西部で、日本海に面した浜田市。県立浜田高校(略称・浜高)は旧制県立二中を前身とする伝統校だ。2023年に、創立130周年を迎える。文武両道が徹底し、有力なスポーツ選手や優秀な経営者が輩出している。

 この8月、浜田高校野球部は甲子園に出場した。第104回全国高校野球選手権大会だ。18年ぶり12度目の出場だった。春のセンバツ大会には、4回出場している。野球部は1901年創部の伝統を誇る。

 104回大会では、浜田など4校の野球部で新型コロナウイルスによる集団感染が発生した。出場が危ぶまれたが、日本高校野球連盟は4校の試合日程を後ろにずらす措置を取った。

 浜高は8月13日、初戦で有田工業高校(佐賀県立、佐賀県有田町)と対戦し、前回出場した2004年以来の勝利を挙げた。16日の3回戦で、下関国際高校(私立・山口県下関市)に敗れた。監督の家田康大は,浜高―立命館大野球部出身で、2004年夏に浜高主将として甲子園を経験している。