開成・桜蔭・筑波大駒場・渋谷幕張…。東京・吉祥寺を中心に都内に展開している進学塾VAMOSは、「入塾テストなし・先着順」で生徒を選抜しないのに有名難関校に続々合格させると話題の塾だ。男女別カリキュラムを取り入れたロジカルで科学的な学習法は、特にエリート父親層から圧倒的な支持を集めている。本連載では話題の新刊『ひとりっ子の学力の伸ばし方』を上梓したVAMOSの代表・富永雄輔氏に、保護者からよく聞かれる質問とその回答を教えてもらった。

「子どもの習い事は何がいいかな?」と考える親が今のうちに知っておきたいことPhoto: Adobe Stock
Q. 子どもの学力を伸ばすためにおすすめの習い事はありますか?

 そう聞かれたときに、まず答えているのは、囲碁・将棋です。集中力を身につけさせるのに、非常に適していると思います。

 また、レゴもおすすめです。最近では、レゴ教室が増えていますよね。

 一般に、レゴでは「発想力」や「頭のやわらかさ」が鍛えられると思われていますが、受験という面では「立体センス」を身につけるのに最適です。図形の問題を解く力があがります。

 また、幼児期の算数パズルもおすすめできるでしょう。こちらも、最近塾が増えています。

 これらに共通するのは、「集中力がつく」という点です。これは「勉強をするための能力が鍛えられる」と言い換えることもできるでしょう。

 もちろん、漢字の知識や計算能力がなければ受験で結果はついてきません。

 ただ、それを学ぶための土台として集中力がある子は学習のペースが速くなります。

 計算力や暗記の要素は「基礎」と言われることが多いです。しかし、その「基礎力をつけるための土台」に関しては、少し軽視されていると思います。

 土台を築いてから漢字や計算を学ぶと「伸び率」という所で差が出ます。ぜひ、この点は知っておいてほしいです。