メンバーの気づきを深掘りしよう

若手社員が気づきを報告したくなる上司と一切、報告してもらえない上司の決定的な違いPhoto: Adobe Stock

 大切なのは、その発見がリーダーにとって既知か未知かではなく、メンバーが新しい事実を発見した学習のプロセスや、それを共有しようというマインドそのものです。貴重なプロセスですから、ここはしっかりと称えましょう。

若手社員が気づきを報告したくなる上司と一切、報告してもらえない上司の決定的な違い

 メンバーが気づきをシェアしてくれたら、「おもしろいね。どうしてそう思ったの?」などと問い、気づきを深掘りしていってください。

 若手社員は、耳を傾けようとするリーダーに安心感を抱きます。そうなれば、「これからも、どんどん発見を伝えていこう」「気づきを会社に活かしていこう」と、やる気が高まるはずです。

 それが、めぐりめぐって、組織全体の学習にプラスに働くようになるのです。