10人以上の事務局メンバーでプロジェクトを推進

「ゆとりうむプロジェクト」は、参画企業に加え、社会学者や消費生活アドバイザーなど7人の理事と協力団体によってスタートした。

 家庭における“性別役割分担意識”は未だに根強く、家事を行う人に負担があり、また、仕事と育児・介護の両立に腐心し、生活時間にゆとりがない人の多いことがプロジェクト発足の背景にある。ゆとりある時間をうみ出すためのノウハウの提供――スタート時の2019年はどのような活動を行ったのだろうか。

長沢 記者発表をしてから、リアル対面のイベントなどを通して、ゆとりうむプロジェクトは暮らしにゆとりをうむための方法を伝えていきました。東京の京橋で、「下味冷凍による時産、ゆとり」を体験いただく「下味冷凍食堂」を旭化成ホームプロダクツさんと開催し、王子(東京都北区)にあるヘーベルハウス(旭化成ホームズ)さんの住宅展示場で、報道関係者や一般生活者の方に“ゆとりうむな暮らし”を知っていただく「ゆとりうむハウス体験会」を実施しました。下味冷凍食堂は2日間という短期間でしたが、オフィス街だったこともあって、ランチ時にはビジネスパーソンの方も多く来場されました。

「ゆとりうむプロジェクト始動!」と謳った、2019年7月のプレスリリースから半年間あまりは、そうしたイベントの開催で順風満帆だったゆとりうむプロジェクト。しかし、翌2020年の初頭から社会全体がコロナ禍に見舞われた。

長沢 現在も続くコロナ禍で、リアル対面のイベントの実施はなかなか難しくなっています。ですから、イベントの企画をオンラインに切り替えて、皆さんにご参加いただいています。たとえば、一昨年(2020年)の11月には、“「ニューノーマル時代を乗り切るいい夫婦の秘訣とは?」ゆとりうむセミナー”を開催しました。“円満夫婦の在り方3か条*2 ”を作ったりして、ゆとりうむの考え方を皆さんと共有しています。オンラインイベントにはゆとりうむプロジェクトの参画企業さんにもご登場いただき、イベント参加者とのコミュニケーションを図っています。

*2 “円満夫婦の在り方3か条”では、時間的・空間的・心理的の3つの「ゆとり」をうむことが大切としている。

 オンラインイベントの企画立案や実施には人手と時間が必要だ。ましてや、企業連携によるプロジェクトなので、運営側は気が抜けない状況だろう。

長沢 ゆとりうむプロジェクトには、10人以上の当社のメンバーがそれぞれの役割で臨んでいます。参画企業さんを担当するメンバーのほか、メディア担当者は「ゆとりうむ」をさまざまなメディアに発信し続けています。プロジェクトの存在をまだ知らない方が多く、私たちの活動をしっかり伝えながら企業さんにアプローチしていくことが重要です。イベントの様子を報道で知ってご関心を持っていただいた企業さんもあります。