一読のすすめ

 本要約では、抱え込みグセを理解し、荷物をおろし、人に頼れるようになるためのワークをまとめた。書籍には、抱え込みから脱出するためのワークやまわりの人を上手に頼るためのワークが他にも多数掲載されていて、通読すれば自分にあったワークを見つけることができるだろう。また、人間関係のモヤモヤを手放すコツやケーススタディも紹介されている。

 抱え込み症候群の人は、心のどこかではつらいと感じながらも、なかなか問題を自覚できないことが多い。そんなモヤモヤとした心の状態を解きほぐし、ほどよくラクに生きるために背中を押してくれる一冊だ。

 なんとなく「つらい」と感じている人は、ぜひ本書を読み、イメージワークを実行してほしい。自分を縛るものの正体を知り、抜け出す方法を得られるはずだ。

評点(5点満点)

総合3.8点(革新性3.5点、明瞭性4.0点、応用性4.0点)

著者情報

根本裕幸(ねもと ひろゆき)

 人気心理カウンセラー。1972年生まれ。1997年より神戸メンタルサービス代表・平準司氏に師事。2000年よりプロのカウンセラーとして、延べ15,000本以上のカウンセリングと年間100本以上のセミナーを行う。2015年4月よりフリーのカウンセラー、講師、作家として活動を始める。『頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法』、『リラックマの「ごゆるり」セルフケア メンタルの不調とさようならする100の方法』(以上、リベラル社)、『1分で心がラクになる心理学 いちいち悩まない』(リベラル文庫)、『敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法』(あさ出版)、『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』(ディスカバー・トゥエンティワン)など、多くの著書・監修を手がける。テレビやラジオへの出演、企画・制作協力なども多数。
http://nemotohiroyuki.jp

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