米中間選挙、8日投開票
世論調査は共和党が巻き返して優位
投票が11月8日に迫るアメリカ中間選挙は、最新の世論調査では、共和党の優位が伝えられている。
ニューヨーク・タイムズとシエナ大学の調査では、有権者の投票先は共和党が49%、民主党が45%。男性では共和党50%、民主党45%。女性はどちらも46%と同じだった。
また、年齢層別では45歳から64歳が59%と突出して共和党支持が大きい。65歳以上は48%ずつと拮抗し、18歳から44歳まではむしろ民主党優位で、中年男性が共和党支持を押し上げている状況だ。
有権者は経済問題に強い関心を示しており、現在のインフレと景気減速の恐れが投票選択に影響している可能性がある。
一方で世論調査会社FiveThirtyEightの調査では、上院で過半数(50議席)を取る確率は、民主党67%、共和党33%、下院(過半数218議席)では民主党30%、共和党70%と、上院は民主党、下院は共和党が多数を取るという予想だった。
イギリスの経済雑誌The Economistは、上院では、民主党が51議席、共和党が49議席、下院では共和党は221議席前後、民主党213議席前後とみている。