共和党の議員候補者選びに
トランプ氏、異例の積極介入
米国では11月に投開票が行われる連邦議会の中間選挙に向けて、各州で二大政党の正式候補を選ぶ予備選挙が始まっている。
3月1日に実施済みのテキサス州に続き、5月にはオハイオ州など13州で予備選挙が実施される。
いよいよ本格化してきた選挙戦で、にわかに注目されているのが、どの投票用紙にも名前のない政治家、2024年の大統領選への再出馬をもくろむトランプ前大統領だ。
トランプ氏は共和党の予備選挙で次々と推薦候補を発表。4月時点で推薦候補は100人を超えており、大統領だった20年の同じ時期の約2倍に達している。
すでに大統領でもなく、議会の指導部にも属していない政治家としては、異例の積極さだ。
劣勢な候補をあえて推薦する場合もあり、自らキング・メーカーを演じようとする同氏の動きに米政界がざわついている。