コロナ前と同じ!クロアチアへの入国規制やフライトなどの状況

クロアチア旅行の最新事情、世界遺産の様子は?円安や物価高の影響は?スロヴェニアからクロアチアへ入国するバス

 観光客などの入国制限は、ワクチン証明の有無にかかわらず、2022年5月からは完全撤廃。クロアチア入国にはコロナ前と同じルールが適用され、日本のパスポートを所持する旅行者は、出国時にパスポートの残存期間が90日間以上があれば、問題なくスムーズにクロアチアに入国できるようになっています。

 各地の空港や、周辺各国との国境でも、特に混乱は起こっておらず、例年の夏のリゾートラッシュによる混雑や渋滞を除けば、問題なくスムーズに入出国が行われています。

クロアチア旅行の最新事情、世界遺産の様子は?円安や物価高の影響は?夏のリゾート客で混雑するザグレブ空港

 クロアチアへのフライトも、LCCも含め、コロナ前と同じレベルを回復しています。

 7月末の週末は、リゾート客の到着ラッシュ。その1日だけで、クロアチア各地から合計で250便以上のフライトが、ヨーロッパを中心に、70都市以上の都市に発着しました。コロナ後の最初のシーズンでしたが、クロアチアに8ヵ所ある国際空港では、通常の観光シーズン以上の混乱は特になかったようです。

 クロアチア発着便のフライトの中では、マスクも不要です。

 日本への帰国時にPCR陰性証明が必要な人(ワクチン3回接種証明のない人)は、各地の医療機関のほか、ホテルで予約をすると、ホテルに医療機関の人が来てくれる出張サービスが受けられます。費用的にも80ユーロ程度と、医療機関へ出向く場合とそれほど変わらないため、慣れない場所での移動の手間などを考えると、おすすめです(日曜日の検査は行っていない場合が多いので、注意しましょう)。

クロアチア旅行の最新事情、世界遺産の様子は?円安や物価高の影響は?ペリェシャツ半島経由ならば、国境を超えずに往来できる

 国境といえば、2022年クロアチアのトップニュースはペリェシャツ橋開通です。南部ダルマチア地方の海辺の一部は約10kmの幅で隣国ボスニア・ヘルツェゴビナが領有しており、クロアチアは国土が分かれています。つまりクロアチア第2の都市スプリットからクロアチアのトップ観光地ドゥブロヴニクへ陸路で移動するには、ボスニア・ヘルツェゴビナを通らねばなりません。夏のリゾートシーズンには国境のパスポートコントロールで、毎年渋滞が発生していました。この問題を解消するため、対岸に長く伸びるペリェシャツ半島に渡る橋が、長い建設工事を経て、ようやく完成。クロアチア悲願の陸路による国土連結が達成しました。