米著名実業家のイーロン・マスク氏は米ツイッターを大幅に縮小した人員で運営しようとしているが、サッカーのワールドカップ(W杯)開幕に伴い、その試みは過去最大級の試練に直面することになる。10月下旬にツイッターを440億ドル(約6兆1800億円)で買収して以降、同社を盛り上げようとしているマスク氏にとって、ワールドカップはツイッターを壮大なスケールでアピールする機会でもある。4年に一度のサッカーの祭典は、世界中の観客を集めて20日にカタールで開幕した。マスク氏は18日、「日曜日にワールドカップ初戦!最高の報道とリアルタイムの解説をツイッターでご覧ください」とツイートした。マスク氏は19日、連邦議会議事堂の襲撃事件を受けて2021年1月から停止していたドナルド・トランプ前大統領のアカウントを復活させ、ツイッターへの注目を集めた。マスク氏は同日のツイートで、同社のサーバーに高い負荷がかかっているとし、「明日のワールドカップ前に良いストレステストができた!」と述べた。