不安や悩みが尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そこで参考にしたいのが、感動小説『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。
ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。とても読みやすいオムニバス形式の8つのショートストーリーは、ふと心が落ち込んだとき、そっと心の荷物を手放すための優しい言葉を授けてくれる。voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】<br />調子が悪い、大丈夫かな…最近メンタルが弱っているかな? と思ったらチェックするべきこと

朝起きたときの気分はどうか?

自分の精神状態をチェックする方法というのは、いろいろとあります。うつ病の患者さんもそうですが、気持ちが落ち込んでやる気が出ない人は、まず朝、とても調子が悪い傾向があります。

午後になると、ちょっとマシになるけれど、とにかく朝が不安定になりやすいんですね。逆に、朝、調子がよくなってきたら、回復基調にあるともいえるんですね。

朝起きたときに「気持ちがいいな」というふうに気分が爽快で、頭の回転もよいという自覚があるときは、体調も精神状態もよい証拠です。

朝は精神状態のバロメーター

朝、起きたら気分が優れず、午前中も同じような状態で、午後になったらちょっとマシになってきたというのは、あまりよくない状態です。

もし午後になっても調子が上がってこないというときは、だいぶ精神状態が落ち込んでいる可能性が高いです。長く続くようなら、精神科の受診を検討をしてもいいかもしれません。

先日、ぶらぶらと散歩しながらふと思ったんです。精神科医という職業は、「素敵な朝をとり戻すお仕事」なんだな、と。いずれにしても精神状態は、朝をバロメーターにしてあげるといいでしょう。

本稿は『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。